性（せい）へのめざめ
はじめてからだTV
「赤ちゃんってどうやってできるの？」
- わたし：マンガやドラマとかでラブシーンを見るけど、わたしも好きな人と結ばれる日が来るのかな？ なんだか想像（そうぞう）できないなぁ…。
- 保健の先生：好きな人と両想いになって、おつき合いが始まれば、いずれはそういうこともあるかも…。でも、生理になったということは妊娠（にんしん）できるからだになったということをわすれないでね。
知っておこう！ 妊娠（にんしん）のしくみ
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❶男の人と女の人が結ばれる
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❷膣（ちつ）の中を精子（せいし）がかけのぼる
約5,000万〜1億個（おくこ）の精子が膣の中を通っていきます。その中からひとつの精子だけが卵子（らんし）と結びつきます。
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❸半分以上の精子が膣の中で脱落（だつらく）
膣の中は「酸性（さんせい）」ですが、精子は「アルカリ性（せい）」で正反対の性質（せいしつ）を持っています。そのため、半分以上の精子はここで死んでしまいます。
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❹さらに精子は白血球（はっけっきゅう）からも攻撃（こうげき）
半分以上残った精子もバイ菌（きん）や異物（いぶつ）を取りのぞこうとする白血球から攻撃を受けます。ここでもたくさんの精子が死んでいきます。
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❺やっと卵管（らんかん）に到着（とうちゃく）し、精子が卵子と出会う
たくさんいた精子も数百個にへってしまっていますが、卵子が受精可能（じゅせいかのう）な時間は6〜8時間でとても短いです。
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❻卵子の壁（かべ）をやぶって精子と合体。受精卵（じゅせいらん）に
卵子の壁はとてもあつく出来ており、それをやぶったひとつの精子がようやく卵子と合体します。それが受精卵になります。
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❼受精卵が子宮内膜（しきゅうないまく）に到着
赤ちゃんをむかえる準備（じゅんび）のため、排卵（はいらん）時には子宮の内側にある子宮内膜をふかふかにしています。受精卵がそのベッドにいられなかった場合、子宮内膜の内側がはがれて生理が起こります。
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❽受精卵から命へ
受精卵は細胞分裂（さいぼうぶんれつ）をくりかえして「胎芽（たいが）」という赤ちゃんの元になります。まだほんの小さな丸にしか見えませんが立派（りっぱ）な命です。
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❾子宮の中でどんどん成長
胎芽は妊娠９週目から２頭身になり「胎児（たいじ）」とよばれるようになります。そしてその後10ヵ月、お母さんのお腹（なか）の中で成長します。
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❿出産！ おめでとう！！
出産のときにはお母さんの骨盤（こつばん）が開き、膣から赤ちゃんが出てきます。
- 保健の先生：たくさんの精子の中からひとつだけが卵子にたどりついて赤ちゃんができるなんて、とても奇跡（きせき）的なことよね。命はそんな奇跡をくりかえして続いているのよ。
- わたし：今まで知らなかったことばかりで、びっくりしてドキドキしちゃった！
- 保健の先生：好きな人と結ばれるということは、おたがいの愛情（あいじょう）をたしかめあうステキなこと。でも、もし今赤ちゃんができたらきちんと育てられる？ 将来（しょうらい）の夢（ゆめ）や今の生活はどうなってしまうかしら？ だから、男性（だんせい）と女性（じょせい）が結ばれたら妊娠してしまう可能性（かのうせい）があることは覚えておいてね。
